

蓋の扱いは水指の蓋の替わりに木の葉を蓋とします。
この扱いは十一世家元玄々斎の創案によるものです。
ある年の七夕の趣向の茶会に、自分好みの末廣籠の花入の受け筒に、梶の葉を蓋にして水指に使用したのが始まりです。
葉蓋の扱いは薄茶だけのものです。
葉蓋として使用する葉は、梶、桐、蓮はす、蕗ふきなどの葉がよく、毒があったり悪臭や汁気の出る葉は用いません。
葉をよく洗い、必ず葉表を濡らして水指にのせます。
宗全籠
久田宗全好みの籠花入。
「花底は四方で、口造りは丸く、籐の手が付いた竹籠で、置専用。同形で油竹のものは原叟(表千家・覚々斎)好み、手の無いものは仙叟(裏千家)好み。」
とありますが、久田家での定義はもっと細かいようです
淡交社原色茶道大辞典より
今週の稽古
2020.7.2(木)
一雨潤千山
いちうせんざんをうるおす
「 数多の山を潤すのも一滴の雨粒から。
お釈迦様の教えが別け隔てなく、慈雨のように広く世に浸透してゆくことを讃えた仏道のことばです 」
ねじ花が咲きました♬